Chahe’s blog

自分の感性のままに雑多なカテゴリーで綴ります。

my treasure

息子の大好きな車がある…

それは…

ゴミ収集車(清掃車)

風変わりな趣味ですが…

ミニカーの類の動画を観てると

必ず反応するのが

ゴミ収集車。

『しゅーしゅーしゃ!』

と、ハッキリと2文字以上の言葉を

発する事に成功したのも…

ゴミ収集車。

どんだけ大好きなんだ!?

と、言いたくなるレベルで息子は

ゴミ収集車が大好き。

 

そんな息子には

ポケットトミカのゴミ収集車と

ゲームセンターの景品で

ぜんまい式のものと2つ所持してる。

けれど2つともトミカとか本格的な

ミニカーみたいに箱型容器が動いたり

箱型容器の扉を開閉したりは出来ず…

形だけのゴミ収集車だった。

やや物足りなさを感じながらも

遊ぶ際は肌身離さないで居た。

 

夕方。

息子を保育園へ迎えに行き

買物へ出た際に

ハードオフへ旦那が寄った。

ストライダーの中古が無いかと

探し歩いていたのと

まだまだ扱いがわからず

雑な息子なので中古で好きそうな

車種のミニカーが無いか

兼ねてより探していたのだが…

巡り合わせってあるもので

何処を探しても巡り会わなかった

トミカのゴミ収集車に

巡り合ってしまった!!!

息子に手に取って見せると…

大興奮で目を輝かせて

『あー!!!しゅーしゅーしゃー!!!』

と、叫び

ぎゅーっと握り締めて

旦那へ向き直ると

『ほしいです!かってください!』

と、言わんばかりに猛烈にアピール。

まだお金の金額とかはわからない息子。

でもお金の価値は漠然とわかるのか

あまりおねだりの様なアピールはしない。

けれどミニカー(主にトミカ)だけは

箱から取り出す動画を観てるから

記憶していて

おもちゃ売り場なんかで見掛けると

最初は手に取ってアピールしてたのが

「また今度ね。」

と、何回か断ってるうちに

アピールしなくなっていたのだが…

余程、しっくりきたのだろう。

手から放さない様にしっかりと

握り締めて旦那へと向ける息子は

『ゆずりません!』

と、言わんばかりの顔だった。

のだが…

割と傷や剥げがあるからか…

110円だったんだよね…。

要するに…

そんなに猛烈にアピールを

しなくても普通に買って

あげてたんだよね!笑

なんて思いつつも

旦那が

『え?コレだけで良いの?』

と、息子に訊いたのだが…

もう収集車に夢中で猛烈アピールしてて

他に目が行ってなかったので

私めがミニカーのコーナーをざっくり見て

コレまた巡り合った事が無かった車種を

発見してしまい…

息子の視界に無理矢理入れると…

『あ!だんふー!!!』

と、反応を示して

あっという間に私めの手から受け取ると

ゴミ収集車と一緒に突き出して

旦那へ買って下さい!アピールを

再開したのだった…

私めが見つけたもの…それは…

オフロードダンプトラック。

マニアック過ぎる上に

実物も滅多にお目に掛からないが

ゴーゴーのりものタウンを息子は

視聴してるので「はたらく車」にも

お気に入りの車種があり

実物でもダンプトラックと

ショベルカー(油圧ショベルも含む)が

お気に入り。

ダンプトラックの延長線上にある様な

オフロードダンプトラックも

ツボだったらしく…

すっかり気に入った息子は両方とも

手放そうとはしなかった。

だが、しかし!オフロードダンプトラックも110円。

理由はゴミ収集車と同じであろうと予想が…

だから普通に買って

あげるってば!笑

なんて内心で私めは爆笑したけれど…

息子にとってみれば

またとないチャンスに感じたに違いない。

言葉にしなくても

買って貰えそうな気配を息子なりに

感じ取って居たのだろう。

『じゃあ、この2つね!』

と、旦那が言うと息子はそれはそれは

大事に握り締めて旦那の後を付いて

会計へと向かった。

自分でレジの人へ品物を差し出すのは

初めてだったのだが…

カウンターの高さを背伸びでどうにか

カバーするとカウンター内で屈んでくれた

店員さんの手へと渡せて

レジ入力して吊り下げる用のフックを

外してくれてる間

息子は店員さんの動きを見ながら

静かに大人しくして居た。

そうしてフックを外して店舗のロゴ入りの

テープを手早く貼ると…

再びカウンター内で屈んで

息子へ優しく

『はい、お待たせしましたー。どうぞー!』

と、息子の目を見ながら手渡してくれ

息子はそれを受け取ると

ぺこーっと深いお辞儀をして

旦那へ会計は任せました!

と、言わんばかりに出口方向へ

小走りして行き

会計を済ませて追い付いた旦那へ

『パパさん、あけてください!』

と、言わんばかりにミニカー2台を

突き出してアピール!

『先にお店から出ようねー』

と、どう促したら良いか困ってる

旦那を尻目に息子を促して

出口へ再び向かい

車に乗る前に袋から出して

持たせてあげると

御満悦で

車の中でも終始

2台とも使って遊んで過ごして居た。

あまりにも幸せそうな息子を見てると…

新品じゃなくても

自分の気に入ったものが

その手の中にあるだけで

嬉しくて堪らないんだなー

なんて感じつつ

ゴミ収集車だけは

どんなに強めに言っても

今日だけは片付けず

手に握ったまま

晩御飯を食し

お風呂に入り

寝室へも持ち込み

触りながら

じっくりうっとりと眺めながら

最後には大事そうに

幸せそうに

両方の手で抱える様に握り締めて

寝付いてしまった。

結構、強い力で握って居たので

回収は断念して

時間を置いて寝返りを打てば

手放すだろうと

思って居たのだけれど…

息子にとって初めての宝物であろう

トミカのゴミ収集車は

私めが就寝する為に

寝室へ引き上げてきた時ですら

寝付いたままと同じ様に

両方の手で握り締めて寝て居て…

宝物は寝ても

覚めても手放さないのね!

と、内心で驚きつつも

力は抜けて居たので

静かにそっと手から回収し

明日も私めより早く起きるだろうからと

今は私めのベッドの上にある。

息子が起きて私めを起こそうと

ベッドに近付いたら

視界に入る位置。

 

きっと明日、視界に入ったら嬉しそうに

『あー!しゅーしゅーしゃ!』

と、言って手に取ってから

私めを起こしに掛かるんだろーなー。

なんて想像しつつ…今夜は眠るとしよう。

 

宝物と呼べるものをこの年齢で

得れた息子がほんの少し…

ほんの少しだけ羨ましい。